Bijaマントラの説明

フリダヤ瞑想で渡されるBija(ビージャマントラ)はビジャラクシャマントラという名前でインドでは知られています。ビジャラクシャとは種、核という意味です。
例えばAUM(オーム)という音はヴェーダでは神聖な音です。オームというマントラには神のすべてが含まれています。ウパニシャッドでは、この音は、すべてのマントラや神の賛歌であるヴェーダの究極の根源であるとされています。また、オームは始めを示す音であるだけでなく、終わりを示す音でもあります。インドの3大神、ブラフマー、ビシュヌ、シヴァもこの音の中に示されていると言われています。(図はジャイナ教のオームビジャマントラ)
オームは深い瞑想の体験を積み重ねてくると耳には聞こえない音として聞こえてきます。それをナーダ音と言います。ナーダ音は聞こえない音です。そして、そのナーダ音こそがビージャマントラの原型です。
古代の聖者、あるいはリシ(正しく見る人という意味)達は深い瞑想の中でナーダ音を発見し、それを後生に聞こえる音として残しました。ですが、それは本当は聞こえない音です。エネルギーとしての音と言っても良いでしょう。
フリダヤ瞑想ではこのビージャマントラの幾つかをプジャという神聖な儀式を通して渡します。そして渡されたビージャマントラを再び音ではない音、ナーダ音に戻す(やり方は教えますが、要するにあまり強く唱えたり、声に出さない)ことで本来のパワーを取り戻し、ナーダ音としてあなたの心の中に広がり、たちどころに深い静寂へと導いてくれます。
またナーダ音はビンドウと呼ばれる場所から生まれると言われています。ビンドウとは私たちが住むこの宇宙とこの宇宙を生み出す静寂の源(「空」、ブラフマン)との接点を指します。ナーダ音を通して人の意識はビンドウを内側に発見し、宇宙の源を理解します。
ビージャマントラはその音の響きの中にナーダとビンドウを宿す神聖な言葉として古代から大切に伝えられて来た物です。
それを正しくプジャを通して神の祝福の元、渡されたとき初めて真の力を発揮します。
マントラの使い方には
1,声に出して唱える
2,声に出さないでつぶやくようにして唱える
3,心の中だけで使う
という3種類の使い方がありますが、フリダヤ瞑想では瞑想にもっとも適した心の中で使う方法で行います。